ホットな「裁量労働制」について、どう考えますか?
2018.02.24
カテゴリ:労働
ホットな「裁量労働制」について、どう考えますか?
このところ連日「裁量労働制」という言葉を耳にする。
国会や経営者からも、いろんな意見が出ているが、私見としては大筋のところで「裁量労働制の適用拡大」「脱時間給」に賛成だ。実は自分も一時期、「結果がすべて」という仕事をしたことがあり、どう考えてもこれを時間を基準として支払うのはおかしい、と感じていた。
もちろん、労働者の健康第一で、健康や労働時間には配慮する措置をとるべきだし、裁量労働がふさわしい業務であっても、新人や若手にまで適用すべきではないだろう。
また、出ている意見の多くは、会社や経営者の在り方についてだけど、労働者も在り方や意識を変えていくべきだと思う。実際、私が会社員だった頃、残業、休日労働の多い人というのは決まっていた。そこまで特定の人にいつも仕事が集中するとは思えないし、実際に集中しているのであれば、管理職がもつと配慮すべきだ。
労働基準法第1条にも、「労働関係の当事者は、・・・(略)労働条件を低下させてはならないことはもとより、その向上を図るように努めなければならない」とある。労働者の皆さんは、どう考えますか?